現代の洋画22(マリア書房)
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本家のサイト(ホームページ)を移転しました。
新URL:http://www.masaakihikida.com/
旧URL:http://homepage2.nifty.com/mushin/
リンクを貼って頂いている方、ブックマークをされている方はお手数ですが新しいアドレスにご変更頂ければ幸いです。
前のサイトは、色々と不便を感じていたので、この際、独自ドメインを取得して、デザインも、久しぶりに新しく作り直しました。
サイトの方も、今までは、タグ打ちでちまちまと作っていましたが、さすがに更新作業なんかが面倒臭くなり、長い事放置していたので、今回は市販のソフトで作成してみました。
これで更新作業も楽になるはずなので、サイトのギャラリーにも、まめに作品画像を追加していく予定です。
もし不具合等ありましたら、お知らせ頂ければ幸いです。
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新作の猫です。
今回は瞳の部分に天然ウルトラマリンを使用してみました。
少し専門的な話になりますが、
ウルトラマリン(ラピスラズリ)と言えばフェルメールがよく使用していた事で有名な色ですが、今、一般的に出回っているウルトラマリンは、中世の頃と違って化学的に合成されたもので、今回私が使用したウルトラマリンは、画家の鳥越一穂さんがラピスラズリの原石から苦労して抽出されたものです。
今年の正月に鳥越さんの所に遊びにいった際に頂いてきました。
天然ウルトラマリンの抽出過程は鳥越さんのブログで詳しく紹介されていますので是非どうぞ。
ラピスラズリの原石を砕いて粉末状にし、樹脂と蝋を混ぜ合わせた物をアルカリ水溶液の中で溶かし、顔料を抽出するという気の遠くなるような作業です。
しかも、道具も手作りされていたりと、まさに汗と涙の結晶です。中世ではウルトラマリンが金と同等以上の価値を持っていたというのも頷けます。
鳥越さんの話を聞くまでは、単にラピスラズリを砕いた物が、天然ウルトラマリンだと勘違いしていましたが、このような行程を経ないと本来のウルトラマリンの輝きは出ないようですね。
BLOCKX(ブロックス)から出ているラピスラズリという絵具がおそらくラピスラズリを砕いただけの物だと思いますが、全く違う色味をしています(この絵具もとても穏やかな色で私は気に入っていますが)。
かといって人工ウルトラマリンの鮮やかすぎる色でもなく、非常に綺麗な色です。
うーん、表現が難しいですね。
ただ、私の作品を実際に見られて、こんなものかと幻滅しないようにお願いします(汗)
効果の程は、是非、鳥越さんの作品を直にご覧になって下さい。
料理と同じで素材を生かすも殺すも自分の腕次第で、いい材料もその魅力を引き出す腕があれば、素晴らしい効果が生まれますが、技術を伴わないとただの宝の持ち腐れなので、あまり大きな口は出来ません。
こんな話でも、もっと説得力が出るように、私も腕を磨きます。
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